プロフィール

フォトアルバム

Kanako Takayama

詳しいプロフィールはウェブサイトにあります。 1996年から2000年まで、GANZ PRIVAT という日記をつけていましたが、トラブル発生により停止。 この度、職員組合の委員になったので、組合の活動と共に、研究者・教員としての活動も期間限定でお知らせすることにしました。 ブログ初心者です! 本ブログは、京都大学職員組合のウェブサイトとは関係なく、委員長が個人で開設しているものです。 公式サイトはこちらです。 ※ 2013年7月からは「副」委員長になりました。

訪問者
アクセスカウンター

« 2014年9月 | メイン | 2014年11月 »

2014年10月

2014年10月27日 (月)

最高裁判所刑事判例集中の「遊興」

最高裁判所刑事判例集中で最高裁判所が自ら「遊興」の語を用いているのは次の11件です。

(1)最決平成16年1月20日刑集58巻1号1頁(車ごと海中に転落するように命じて実行させた行為につき、殺人未遂罪の成立が認められた事例)
最高裁:「被告人は、いわゆるホストクラブにおいてホストをしていたが、客であった被害者が数箇月間にたまった遊興費を支払うことができなかった」
「遊興」=ホストによる接待を受けること

(2)最決平成15年5月1日刑集57巻5号507頁(暴力団組長である被告人が自己のボディガードらのけん銃等の所持につき直接指示を下さなくても共謀共同正犯の罪責を負うとされた事例)
最高裁:「遊興先の店付近に到着して、被告人が車と店の間を行き来する際には、被告人の直近を組長秘書らがガードし、その外側を本件けん銃等を携帯するスワットらが警戒しながら一団となって移動し、店内では、組長秘書らが不審な者がいないか確認するなどして警戒し、店外では、その出入口付近で、本件けん銃等を携帯するスワットらが警戒して待機していた。」「被告人らは、翌26日午前4時過ぎころ、最後の遊興先である港区六本木に所在する飲食店を出て宿泊先に向かうことになった。」  
第一審の認定(刑集): 被告人らは「有楽町の料亭『胡蝶』に行って食事をし、午後8時30分ころにそこを出て、銀座のクラブ『シャンパンクラブ』に行き、午後10時ころにそこを出て、歌舞伎町の韓国クラブ『リスボン』に行き、翌12月26日の午前0時ころにそこを出て、赤坂のキャバレー『ニューペントハウス』に行き、午前2時前後ころにそこを出て、六本本のバー『ママひげ』に行き、午前4時過ぎころそこを出て、宿泊先のホテルに向かう途中、警察の捜索に遭った。」
「遊興」=ホステスなどによる接待を受けること

(3)最判平成11年12月10日刑集53巻9号1160頁(福山市独居老婦人殺害事件)
最高裁:「本件強盗殺人とは、遊興による借金の返済のために顔見知りの女性の好意に付け込み、計画的に犯行を実行した」
「遊興」=多額の出費を要する何か

(4)最決平成2年11月29日刑集44巻8号871頁(千日デパートビル火災事件)
最高裁:「被告人○○は、建物の高層部で多数の遊興客等を扱う『プレイタウン』の防火管理者」
「遊興」=キャバレーでの飲食

(5)最決昭和59年4月24日刑集38巻6号2196頁(殺人教唆等の公訴事実につき被教唆者の供述の信用性を肯定しアリバイの成立を否定した原審の判断が支持し難いとして破棄された事例)
最高裁:「原判決……判示の教唆時刻ころは同店内で飲食遊興していてN組事務所もある被告人N方にはいなかつた旨述べている。また、当審証人B子(1、2回)及び同A子はあるいは『ハワイ』開店当日の店主として、又は被告人Nに同行してオウム石像を『ハワイ』に運搬し、開業日当日臨時のホステスとして同店の応援をした者として被告人Nの右供述とほとんど完全に一致する趣旨の供述」
「遊興」=ホステスのいるスナックでの飲食

(6)最判昭和58年7月12日刑集37巻6号791頁(違法な別件逮捕中の自白を資料として発付された逮捕状による逮捕中の被疑者に対する勾留質問調書の証拠能力)
最高裁:「被告人はほとんど毎週同女の勤めるクラブに通いつめ、同女を指名するなどして費消した遊興費が700万円もの多額に及んでいるほか、70万円を超える金銭を贈与又は貸与したことがあり」
「遊興」=ホステスのいるクラブでの飲食

(7)最決昭和43年10月25日刑集22巻11号961頁(八海事件第3次上告審)
最高裁:「同人は犯行前全く金銭を所持していなかつたところ、犯行直後柳井町の寿楼に行くまでの自動車代金450円を支払い(前掲10円札の同一性のほか、自動車店の妻Nの検察官調書によつて明らかである)、寿楼において遊興費、飲食費として金5,200円以上を費消し(前掲10円札の同一性のほか、寿楼の仲居Yの検察官調書によつて明らかである)、逮捕時に金1,000円を所持していたこと」 ※本件発生は1951(昭和26)年
「遊興」=仲居のいる店でサービスを受けること

(8)最決昭和37年6月18日刑集16巻7号1265頁(第一審が被告人を懲役1年(3年間執行猶予)に処するとともに、金577,866円66銭を追徴する旨の判決を言い渡したのに対して、被告人から控訴の申立があつた場合、控訴審が右第一審判決を破棄し、被告人を懲役10月(3年間執行猶予)に処し、金607,866円を追徴する旨の判決を言い渡したとしても、いまだ第一審判決を被告人の不利益に変更したものということはできない。)
最高裁:「本件各工事請負業者は本件各金員の使途につき被告人等が所論事業所の予算不足に伴う諸経費を補う財源にもあてることを諒解していた一方において、被告人等の遊興、慰安旅行等個人的用途にあてることを含め、右各金員の処分を被告人等に一任し、もって被告人等に利益を供した」 ※単純収賄被告事件
「遊興」=60万円の賄賂の用途として旅行と並ぶ何か

(9)最大判昭和37年2月21日刑集16巻2号107頁(地方税法(昭和25年法律第226号)に規定された遊興飲食税の特別徴収制度の合憲性)
最高裁垂水克己裁判官の補足意見:「地方税法113条所定の遊興飲食は、主食を入手し医療を受ける行為などと異り、人が金銭的余裕に恵まれた場合にするものだから同条が遊興飲食者(以下客ということがある)に遊興飲食税を課することの相当であることには先ず問題はない。」
「遊興」=金銭的余裕に恵まれた場合にする何か

(10)最判昭和31年9月11日刑集10巻9号1331頁(児童福祉法60条3項の合憲性)
最高裁:被告人は「不特定多数の外国人遊興客を相手に1回当り1500円乃至2000円位の対価で売淫させ以て児童に淫行させたものである。」
「遊興」=児童買春

(11)最決昭和30年9月16日刑集9巻10号2074頁(児童福祉法34条1項7号にいう「児童を引き渡す行為」の意義)
最高裁:「本件において被告が偶々自分の馴染のパンパン娘O方において遊興中前示○岡○子等と知合い『おつちやん何処か働くパンパン屋を世話してくれ』と同人等並にOから頼まれたためK方に右両名を案内連行したものであることは記録上明白である。」
「遊興」=児童買春

これで全部です。

2014年10月25日 (土)

10/29・11/5 京大賃金訴訟、証人尋問へ

京大賃金訴訟、遂に証人尋問!

★ 2014年10月29日(水)13:10~ 被告法人側

★ 2014年11月5日(水)13:10~ 原告教職員側

いずれも 京都地方裁判所第101号法廷 にて。
私も、原告として出廷します。

詳しくは京都大学職員組合ウェブサイトをご覧ください。

多数の方々の傍聴・応援をお願いします。
学生さん、一般市民の方々も歓迎です。

終了後に 報告集会 を予定しています。


heart04先週、本ブログの訪問者数カウンターが20万件を超えたようです。
 ご覧くださいました方々、どうもありがとうございました。