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Kanako Takayama

詳しいプロフィールはウェブサイトにあります。 1996年から2000年まで、GANZ PRIVAT という日記をつけていましたが、トラブル発生により停止。 この度、職員組合の委員になったので、組合の活動と共に、研究者・教員としての活動も期間限定でお知らせすることにしました。 ブログ初心者です! 本ブログは、京都大学職員組合のウェブサイトとは関係なく、委員長が個人で開設しているものです。 公式サイトはこちらです。 ※ 2013年7月からは「副」委員長になりました。

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2013年6月

2013年6月30日 (日)

第90会定期大会

京都大学職員組合は、29日に、第90回定期大会を開催しました。

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近畿ろうきん様からお花をいただきました!

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ご多忙な中、駆けつけてくださった豪華ゲストの方々

また、他団体のみなさまからも、お祝いと温かいお励ましのメッセージをいただきました。
本当にありがとうございました。

そして、代議員としてご出席くださった組合員の方々にも御礼申し上げます。

ごあいさつの際にも申し上げましたが、
まだあまり組合員歴の長くない私が、何とか1年間やって来られたのは、
ひとえに、中央執行委員を始めとする組合員のみなさんのお支えがあってこそでした。

次期は、

熱い男西牟田祐二先生(経済学部支部)new

を新しい委員長にお迎えし、若手もベテランも加えた中で、
基本的には現体制を継承した中央執行委員会を中心に、
組合活動を進めて参りますsign03

私も副委員長として、引き続き団体交渉や訴訟などにあたって参ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2906131101 むかで氏

2013年6月29日 (土)

賃金訴訟はどうなる

高山ゼミOB会7/13(土)晩に開催する予定になりました。
後期ゼミ参加申請者の方にも、プレゼミコンパとしておいでいただけます。
OBでメールの連絡が届いていない人は行方不明者ですので、
ここをご覧になりましたらご一報ください。

* * * * * * * * * * * * * *

またまた
復興予算が流用されているとの報道が続いています。

金返せ。

とあたり前のことを私たちは主張しているにすぎません。

国立大学教授はただ働きでもしていれば良い

という意見を見かけますが、
それ山中伸弥先生に向かって言えますか。

京大ではそれほど大規模な問題とはなっていませんが、
定年前に東大を辞めて私大に移る先生の数の多さ。
半端ではありません。

私が詳しく知るのは法学部ですが、
どんだけ流出すんねん
と思います。
著名教授の大部分が辞めています。

東大法学部が泥の船だと認識されているということです。

日本の人材育成に深刻な影響が出ることは間違いありません。
というかもう出ている。

国立大学改革の案の中には、たとえば
教員に年俸制を導入するというものもあるようです。

もしも給料が2倍になったら、することは決まっています。

事務担当者を雇用する

です。
それだけ教員も職員も苦しんでいます。

2606130201 とうじ

2012年度の京大の収入は前年度比で130億円ぐらい増えたみたいです。
スター教授らが必死こいて財源確保に駆けずり回っているからでしょうか。

辞める職員が続出しています。

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京大よりも前に賃金訴訟を提起したところでは、
被告側が、
資金が足りなくて給料が払えない
という主張をしている場合としていない場合とがあるようです。

京大の状況は客観的には後者に近いと思われるのですが、もっと極端かもしれません。
これまでの団体交渉の意味もよくわかりません。

無意味なことにどれだけの時間を割いたのか

という気がしないでもありません。
ゴロゴロする時間が減ってしまったというわけではありません。
機会費用
というものがあります。

賃金債権は2年で消滅時効にかかってしまうそうなので、
まだ原告メンバーに入っていない方は、ぜひご参加ください。

現状に何らの疑問も持っていない
という人ばかりではないと思います。

疑問があっても何もしない
面倒なことは他人にやらせる

という人生がいやな方は仲間になってください happy02

2013年6月28日 (金)

行事のお知らせ

京都府からのご案内です。

シンポジウム
未来を担う子どもたちのために
~ 京都から拡がる学びのネットワーク ~

日時: 7月21日(日) 13:00-17:00(開場12:30)
開場: 京都大学百周年時計台記念ホール

詳しくはチラシをご覧ください。
20130721symposium.pdfをダウンロード

20130721symposium

職員組合関係日程

京都大学職員組合第90回定期大会
6/29(土)午後
出席予定代議員の数がまだ少ないです。
各支部におかれましては、至急定員までの登録をお願いいたしますsign03

次回団体交渉
7月後半に行います。
詳しくは職員組合からお知らせいたします。

京大賃金訴訟
追加の原告メンバーを7月末まで募集いたします。
裁判にかかる費用を、組合費が原資となる全大教の予算から支出していただきますため、原告となるには、組合員資格が必要です。
未組合員で、訴訟への参加を希望なさる方には、
加入手続をお願いいたします。

第1回口頭弁論期日
9月上旬の平日に京都地方裁判所で行います。
詳しくは京都大学職員組合および全大教からお知らせします。

ダンス規制問題

7月集会
7/15(祝)午前
司法修習生以外の方(学生、一般)も参加できます。
ご希望の方はウェブサイトからお申し込みください。

7月集会でもご案内いたしますが、
夏休み明けに、大阪地方裁判所係属刑事事件の公判がスタートする予定です。
全国の方々のご注目とご支援をお願いしますsign01

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日本にも東独信号男の店ができたようです!

2013年6月27日 (木)

職業と使命

マックス・ヴェーバーの講演の中に、
「職業としての政治」
「職業としての学問」

というものがあります。
駒場の頃、一生懸命読みました(当時はドイツ語が読めなかったので、和訳を)。

職業」と訳されているのは Beruf という単語です。

動詞 berufen から来ています。
この berufen とか rufen とかいう語は、「呼ぶ」という意味です。
名詞化すると、「お呼び」ということになります。

お呼びがかかること。

Ruf は、大学教授のポストへの招へいをさしても用いられます。
私は成城大学に勤務していたときに、
京都大学からの Ruf = ヘッドハンティングにより異動しました。

お呼びが合理的なものであれば粛々と従います。
その結果多くのものを失いましたが、もっと大事な使命がありました。

Beruf のほうは、「天職」とも訳されます。
神さまがその仕事をしなさいと呼んだから。
使命としての職業。
というような話だったと思います(ヴェーバー研究者の先生方による)。

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本郷に上がりますと、もう1つの Beruf 論を習いました。
ヴェーバーを遡ること1世紀。
ドイツ史上最も重要な法律家のひとり、
フリードリヒ・カール・フォン・サヴィニー

『立法と法学に対するわれわれの時代の使命について』
Vom Beruf unserer Zeit für Gesetzgebung und Rechtswissenschaft

です。
これは、19世紀初めの統一前のドイツで、
社会の変化に対応した新しい法律を作って法制度を刷新しよう
という主張があった中で、

何も基盤のない内容の法律をいきなり作ってもうまく行かない。
まずしっかりとした基盤を整えることこそ法学者の使命。

と反論したものです。
江戸時代の日本や、アンシャンレジーム期のフランスのように、
近代的な内容の法がなかった、あるいは、
法が恣意的にしか用いられなかった
といった問題ありすぎな背景があれば、
法制度の刷新が強く要請されるものといえます。

しかし、当時のドイツには、統一法典がなくても、
ローマ法以来蓄積してきた理論と実務があり、
それなりに機能しておりました。

これをきちんと体系化した上で、優れた立法を目指す方向に進むべきだ

とサヴィニーは唱えました happy01 (おうてます??

ここでは「職業」ではなく「使命」としての Beruf
やはり、神さまのお導きとしての意味が込められています。

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私は学生時代(というか4回生になってもまだ)、
研究者になろうか官僚になろうか迷っていたことがあり、
結局、神さまの啓示か大日如来のお導きかわかりませんが、
何かに rufen されて、研究の道に入りました。

今、内外の優秀な学生を教え子として指導していますが、
中のひとりが早くも、
出身国で最も重要な大学に就職できる見込みとなりました。

教師として本望です。

博士課程改革は、大学行政面での私のライフワークでした。
まだ道半ばです。
まだあともう少し、人材養成をしたいと思っています。
いつまで、どれだけできるかはわかりませんが。

文部科学省の科学技術白書も、若手研究者支援を切に訴えていますsign01

概要

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新京極

2013年6月26日 (水)

西田典之先生

14日に恩師西田典之先生が心不全のため亡くなられた、
ということが報道されました。

私は14日の13:30から15:00まで、大阪国際大学の非常勤の講義を担当し、
その後、東京に向かう新幹線の中で、
15日朝に本ブログに公表した記事を書いていました。

自分に霊感があると思ったことは今までありません。

しかし、なぜかそのときは西田先生が今の私よりもお若かった頃のことを
懐かしく思い出し、尊敬の気持ちを新たにしていました。

亡くなる人からのお告げを受けたという話はよく聞きます。
そんなことが私にも起こったようです。
魂が千の風になるというのは本当なのかもしれません。

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西田先生には、学部1年次・3年次と大学院の2年間、および、助手時代を通じて、ご指導をいただきました。
大学院に入った年のゼミでは、Claus Roxin, Strafrechtliche Grundlagenprobleme、Edmund Mezger, Subjektive Unrechtselemente を教材に、ドイツ語の読解を教えていただきました。

ドイツ留学の際の推薦状も書いていただきました。

京大に参りましてからはあまり頻繁にはお会いしなくなっていましたが、
最近でも、ごく個人的な相談に乗っていただくこともございました。

マックス・プランク外国・国際刑法研究所のウルリッヒ・ズィーバー所長との交流も、ご友人であった西田先生を通じてご紹介いただいた縁でした。

まだ古稀記念論文集の編集も始まっていないお若さで亡くなられましたことは、
本当に悲しく、にわかには受け入れがたい事実です。

心よりご冥福をお祈りします。

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cute cute cute cute cute cute cute 

25日中に、カウンターのアクセス件数が12万件を超えました。
開設以来、ひと月あたり平均が1万件以上となりました。
当初はアクセス数が少なく、最近では多めになっています。
ご来訪くださいましたみなさまに厚く御礼申し上げます。

2013年6月25日 (火)

支部総会を開催

24日に、京都大学職員組合法学部支部の総会を開催いたしました。

事務統合に伴い、支部メンバーの職場にも大きな異動があります。
今後は、事務改革にどのように対処していくかが、
組合活動の展開にとって、決定的に重要な問題です。

従来の支部で築かれた人的つながりを保ちつつ、
新しい共通事務部の諸問題にも迅速に取り組んで行かなければなりません。
次期体制での喫緊の課題の1つだと思います。

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職員組合の次期役員選挙投票期間は、26日までになっています。
投票がまだの組合員の方は、どうかお急ぎご投票くださいsign01
ご協力のほど何とぞよろしくお願いします。

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同じく24日には、今期最後となる第23回中央執行委員会を開催しました。

29日の定期大会まであと少しです soon

大会を有効に成立させるには、代議員の定足数を満たす必要がありますが、
現在のところ、かなりぎりぎりな感じになっているようです。
代議員登録がまだの方は、お急ぎくださいsign03sign03

登録しそびれますと、ごはんが食べられなくなりますriceball

おおごとです

大会の後には、お時間のご都合のつく方で親睦会も行う予定です。
こちらにも、ぜひみなさんふるってご参加くださいscissors

うちの支部の代議員がどうなっているのか心配な方、
至急書記局にお問い合わせくださいませ m(_ _)m

当日は豪華ゲストもお招きしておりますshine
29日にお目にかかりましょう eye

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本部構内

2013年6月24日 (月)

北川先生お別れの会

23日に京都リサーチパークにて、故北川善太郎先生のお別れの会が開かれました。

大勢の方々がお越しになっていましたが、ほとんどの方が教え子
私は超末席をけがさせていただきました sweat02

北川先生にお世話になったことについては、1/29の記事に書いたとおりです。

寄稿させていただいた論文集にはこんなのがあります

Zentaro Kitagawa u. a. (Hrsg.), Markt und Staat in einer globalisierten Wirtschaft, 2010.
Zentaro Kitagawa u. a. (Hrsg.), Das Recht vor den neuen Heruasforderungen neuer Technologien, 2006.

ほかに、北川先生が設立された比較法研究センターの事業も担当させていただいたことがございます。
北川先生が副所長を務められた国際高等研究所の研究会にもときどきお邪魔させていただきました。

研究分野が違うため、私は北川先生から用事を仰せつかることが全くなく、かわいがっていただいているだけだったという印象です。
むしろ、

瞬時助け船 

を出していただくことが何度かありました。
シンポジウムの準備で私がパニック状態になっているときなど。

yacht ヽ(`Д´)ノ

(思いつきで用事を頼まれる、と言っている人もいましたが。)

ものすごーく、頭の切れる先生でした。
理系君ですsign03

家が近いので、書類をお届けしたり、電車でたまたま乗り合わせてお話をうかがったりすることもありました。

しかし、お話をしていても、年配の先生だという感じがあまりありませんでした。

あまりにも頭が良いので、他人に対する態度につねに余裕があります。
思いやりをもつ余裕です。
そういう内面の温かさと、
表面の cool さを併せ持つ方でした。

こういう人になれたらカッコ良いのにな。

とかひそかに思っていました。

む り

ですがsign01

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2013年6月23日 (日)

法科大学院同窓会

22日に、京都大学法科大学院同窓会の特別行事として、
酒巻匡教授の講演会と、同窓会総会にうかがわせていただきました。

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そういえばボストン美術館でGauguinの絵を見ました

現在、法科大学院長をお務めの酒巻先生のご講演は、
日本の刑事司法に関する格調高いものでした。
私の前日の拙い報告がますます恥ずかしくなります。

酒巻匡先生は、研究歴が私とわずか10年しか違いません。

私が大学院に入った頃は、
佐伯仁志先生と共に神戸大学の助教授でいらして、
少し上の先輩、という印象でした。
当時から大変親切にしていただいていました。

ところが、私が留学する頃になりまして、司法制度改革の動きが具体化してくると、
関連のお仕事のため全国のあちこちで引っぱりだこの状態となり、
上智大学への移籍も果たされました。

その後、裁判員制度などの大きな制度改正を自ら設計される立場となり、
指導教授の松尾浩也先生でも経験なさらなかったほどの立法上の任務にあたられるようになりました。

2004年に京大に移って来られたときには、もはや、ただの先輩という存在では全くなくなっていました。

これほど重大な職責を長期にわたって担ってこられたことは、まさに驚異的です。
現在、民法改正も大変なお仕事だとは思いますが、携わっている専門家の人数が違います。

そして、なおも走り続けていらっしゃいます。
一体どこからこのパワーが来るのか、ふしぎですが、
ともかく同僚の中にこのような先生がおられることは
京大関係者にとっての誇りです。

現在、私は学者として見てもずいぶん気楽な立場にいるのだということがわかります。
しかし、いつまでもそうではないかもしれません。

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同窓会総会には1期から8期までの修了生の方々が集まってくださいました。
去年よりも人数が少なかったようです。
人脈をゲットするには、京大ロー同窓会は便利なところのはずです。
ぜひ、来年以降はより多くの方々のご出席を期待します。

2013年6月22日 (土)

判事補研究会

21日は、大阪国際大学での授業の後、
大阪地裁で開かれた刑事法研究会に講師として参加させていただきました。
判事補の方々が定期的に行っている研修の一環で、
外部講師もたまに招いていただけるようです。

研究会には、若手の判事補の方々だけでなく、
平素大変お世話になっている大阪刑事実務研究会の判事の先生方も多数お越しくださり、
約50名にもお集まりいただきました。

拙い報告をお聞きくださいまして、ありがとうございました maple

終了後は、食事をしながら、参加者の方々との意見交換の機会をもちました。
裁判員裁判を実施してのいろいろな印象や課題などをお聞かせいただき、有益だったと思います。

また、京大の元教え子にあたる人や学生時代の友人にあたる人などにも来ていただけてよかったです。

大阪地裁・高裁は、裁判官として勉強なさるには恵まれたところだと思います。
京大から電車で1本のところにあり、学者にとっても、
日々実務家からのご助言やご教示をいただけるのは幸運なことです。

7月初めにもまた研究会にお邪魔する予定です。

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中之島公会堂

2013年6月21日 (金)

法科大学院問題

昨年8月に設置された政府の法曹養成制度検討会議

名簿

は、下位ロースクールに対し、実質的な閉校の強制を行うことを提言したそうです。
法科大学院制度は2004年に発足しました。
10年足らずでこのような梶きりが出てきたことは大変残念です。

もともと、最初の法科大学院構想は、地方の配分を考慮して設置校数をかなり少なくするものだったと認識しています。
しかし、学校を設置するのは営業の自由ですから、基準を満たせば認められる。
極めて多くのロースクールが開校しました。
司法試験も、法科大学院を修了すれば原則として合格する、
という形にはならず、実質的に競争率の高い試験になりました。

それならば、閉鎖するかどうかも、各校の自由に任せられるべきで、
強制閉鎖は憲法的な問題になると思います。
すでに経営上の判断として合併や閉校の措置をとるところが出ているわけですから、政府としてはせいぜい補助金の運用で対応すべき事項ではないでしょうか。

京都大学法科大学院に限って見れば、
司法試験合格率は高く、
優秀な人材を数多く送り出しており、
修了生に対する社会的評価も高いです。

なぜ成功例を拡大するような政策がとれないのか。

将来の日本にとって本当に望ましいのは、
現在のように莫大な経済的負担をしなくても、優秀な学生が法科大学院で学べるようにする奨学金制度などの充実や、
弁護士資格を持つ人材の活用の場を拡大する施策
ではないかと思います。

法学部が不人気となり、
法的思考を身につけた優秀な人材の数が減って行ったら、
日本の国力はどうなるのでしょうか。

libra libra libra libra libra libra libra

経営の判断として、
わが前任校の成城大学は、法学部を持っていますが、法科大学院を設置しませんでした。
主な理由は、予算が足りないと判断されたからでした。
教授陣の教育能力としては、十分なものがあったと思います。

その結果、短期的には、他大学の法科大学院などへの人材流出が起こりました。
何しろ私自身も、京大法科大学院設置に伴い流出した張本人です。

しかし、長期的に見ますと、従来からの大学の特性・個性をそのまま維持し、
健全な経営を続けることに成功したのではないか
と思います。

現在の成城大学も良い大学です。
第1志望の受験生の方にも多く来ていただきたいです。
著名な先生方と、若手教員とのバランスも良いと思います。

経営ということでいうと、
学校法人成城学園がもともと小学校から出発し、少人数教育に重点を置くため、
全体として小規模です。
全学園の教職員が、顔の見える関係にあります。
文系学部しかなく、予算規模も大きくありません。
裕福な家庭の子女が多く通っていますが、少人数教育なので、学園自体がお金持ちであるわけではありません。
給与水準も多くの大規模校より低かったです。

法人と組合の関係も良好でした。
少なくとも私が組合におりましたときには、(少子化や景気悪化に伴うかけ持ち受験減少に起因する受験料収入源を理由とした)賃金カットについては労使交渉を経て妥結するプロセスを経ていました。

これと比べると、京大の賃金カットの状況には首をかしげざるをえません。
実質的な団体交渉と呼べるものがなかったからです。
今般の賃金訴訟は、直接的には未払い分の請求の形をとっていますが、
団体交渉のあり方についても、他大学と同様に問題を提起したいと思います。

▼提訴の声明、その他お知らせ▼

職員組合ニュース2012年度第11号

Kumiainews01